After Effects Plugin 開発環境の構築
目標
After Effects プラグイン開発のための環境を構築する。サンプルプラグインをビルドし、実行する。
環境
Adobe CC2019 v16.0.0
Windows10 with environment for C++ compile
Microsoft Visual C++ 2017 ver15.8.4
方法
1 After Effects SDKs をダウンロード
Adobe Web siteにアクセスし、”Get the SDKs”ボタンをクリックしてSDKをダウンロードします。自分のAfter Effectsのバージョンにあった”After Effects Plug-in SDK”を選択します。
2 ビルドパスを環境変数に設定する
環境変数に”AE_PLUGIN_BUILD_DIR”を追加し、プラグインを出力するディレクトリを設定します。これが存在しないと、コンパイル時にエラー”fatal error LNK1104: cannot open file ‘***.aex”が発生します。
3 サンプルプラグインのビルド
“After+Effects+CC+16.0+Win+SDK.zip” を解凍し、解凍した”AfterEffectsSDK”ディレクトリを好きな場所に移します。
ソリューションファイル AfterEffectsSDK\Examples\BuildAll.slnを開くと、Visual Studioが起動します(Visual Studioがインストールできている場合)。
“SDK Noise”を右クリックしてビルドします。

もしも、エラー”C2220: warning treated as error – no ‘object’ file generated” が発生した場合は、以下のようにプロジェクトの設定を変更し、warningをerrorとして扱わないよう設定します。

4 プラグインをAfter Effectsのディレクトリに配置
ビルドされた”SDK_Noise.aex”ファイルを、”C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects CC 2019\Support Files” ディレクトリに配置します。
5 プラグインのエフェクトを追加する
After Effectsのプロジェクトを開いて、Effect>Sample Plug-ins>SDK_Noise からエフェクトを追加。

ノイズエフェクトが画面に追加されます。
